はじめに
第2回の記事では、
- WordPressのインストール
- 有料テーマ「SWELL」の導入
- 不要なテーマを整理する理由
までを解説しました。
今回の【第3回】では、
WordPressを「安心して使い続けられる状態」に整えるためのプラグイン を扱います。
プラグインという言葉を聞くと、
- 難しそう
- たくさん入れないといけなさそう
- トラブルの原因になりそう
と、不安に感じる方も多いかもしれません。
ですが、正しい考え方を知っていれば、
プラグインは ブログ運営を支えてくれる心強い味方 になります。
そもそも「プラグイン」とは何なのか?
WordPressのプラグインとは、一言でいうと、
WordPressに後から機能を追加するための部品
です。
WordPress本体は、実はとてもシンプルな仕組みで、
- 記事を書く
- 記事を公開する
- ページを表示する
といった、最低限の機能しか持っていません。
そこに、
- セキュリティ対策
- バックアップ
- お問い合わせフォーム
- SEO対策
など、ブログ運営に必要な機能を後付けできる仕組み がプラグインです。
家づくりで例えると
ここでも、家づくりに例えてみます。
- 土地 = レンタルサーバー
- 家の骨組み= WordPress
- 内装・外観= テーマ(SWELL)
では、プラグインは何かというと、
エアコン・防犯カメラ・給湯器・インターホン
のような存在です。
生活するうえで、
- エアコンがなければ夏は大変
- 防犯カメラがあれば安心
- 給湯器がなければお湯が使えない
といったように、
必要な設備は最初から入れておく方が快適 です。
ただし、
- 使わない設備
- 管理できない設備
まで付けてしまうと、
- 故障の原因になる
- 管理が大変になる
- 何かあった時に対処できなくなる
という本末転倒な状態になります。
プラグインも、まったく同じです。
「必要なものだけを、管理できる数だけ入れる」
これが、初心者が失敗しない最大のポイントです。
プラグインの選び方|初心者が守るべき3つの基準
基準① 何のために入れるのか説明できるか
プラグインを入れる前に、必ず考えてください。
「このプラグインは、何の役に立つのか?」
- セキュリティのため
- バックアップのため
- 読者との連絡手段のため
目的がはっきりしないプラグインは不要 です。
基準② 定番で、長く使われているか
初心者の方は、
- 有効インストール数が多い
- 更新が継続されている
いわゆる 定番プラグイン を選ぶのが安全です。
トラブルが起きた時も、情報が見つかりやすくなります。
基準③ SWELLと役割が重なっていないか
SWELLは高機能なテーマです。
- デザイン装飾
- レイアウト調整
- ボタンや見出し
これらは、プラグインを入れなくても実現できます。
役割が重複するプラグインを入れると、
- 表示崩れ
- 動作不良
の原因になるため注意が必要です。
「入れすぎない」という考え方の本当の意味
「プラグインは入れすぎない方がいい」
これはよく聞く言葉ですが、
少なければ少ないほど良い という意味ではありません。
大切なのは、
役割が整理されているかどうか
です。
今回紹介するプラグインは、
- それぞれの役割が明確
- 機能が被っていない
- 実運用で必要になるものだけ
という観点で厳選しています。
実用面を考慮し厳選したプラグイン11選
ここから、実用重視の11プラグイン を紹介します。
| プラグイン | 役 割 |
|---|---|
| ① CloudSecure WP Security | 総合セキュリティ対策 |
| ② WP Multibyte Patch | 日本語環境の必須対策 |
| ③ EWWW Image Optimizer | 画像の自動軽量化 |
| ④ Slim Maintenance Mode | メンテナンス表示 |
| ⑤ Customizer Export/Import | SWELL設定の保存・復元 |
| ⑥ UpdraftPlus | バックアップと復元 |
| ⑦ WPForms Lite | お問い合わせフォーム作成 |
| ⑧ SEO SIMPLE PACK | 基本的なSEO設定 |
| ⑨ XML Sitemap & Google News | サイトマップ生成 |
| ⑩ Ad Invalid Click Protector | 広告の不正クリック対策 |
| ⑪ Code Snippets | 安全な軽微カスタマイズ |
| プラグイン | 役 割 |
|---|---|
| ① CloudSecure WP Security | 総合セキュリティ対策 |
| ② WP Multibyte Patch | 日本語環境の必須対策 |
| ③ EWWW Image Optimizer | 画像の自動軽量化 |
| ④ Slim Maintenance Mode | メンテナンス表示 |
| ⑤ Customizer Export/Import | SWELL設定の保存・復元 |
| ⑥ UpdraftPlus | バックアップと復元 |
| ⑦ WPForms Lite | お問い合わせフォーム作成 |
| ⑧ SEO SIMPLE PACK | 基本的なSEO設定 |
| ⑨ XML Sitemap & Google News | サイトマップ生成 |
| ⑩ Ad Invalid Click Protector | 広告の不正クリック対策 |
| ⑪ Code Snippets | 安全な軽微カスタマイズ |
① CloudSecure WP Security(総合セキュリティ)
役割:不正アクセス対策・管理画面保護
WordPressは常に攻撃対象になります。
CloudSecure WP Securityは、
- ログインURL変更
- 管理画面保護
- 不正アクセス遮断
を 日本語環境向けに最適化 したセキュリティプラグインです。
「何か起きてから」ではなく
「何も起きないように入れておく」
② WP Multibyte Patch(日本語環境の必須対策)
役割:日本語WordPressの不具合防止
これは 日本語サイトでは実質必須 と言われるプラグインです。
- 文字化け防止
- 日本語特有の不具合修正
を自動で行なってくれます。
目立たないけれど、入れておかないと困る
「縁の下の力持ち」的存在です。
③ EWWW Image Optimizer(画像の軽量化)
役割:表示速度改善・容量節約
画像はブログの見やすさに欠かせませんが、
そのまま使うとサイトが重くなります。
EWWW Image Optimizerは、
- 画像を自動で軽量化
- 見た目はほぼ変えずに容量削減
してくれます。
読者のストレス軽減
SEO対策
サーバー負荷軽減
すべてに効果があります。
④ Slim Maintenance Mode(メンテナンス表示)
役割:作業中の画面切り替え
Slim Maintenance Mode は、設定作業中や表示確認中に、一般閲覧者へ
「メンテナンス中です」と表示できるプラグインです。
ブログ立ち上げ時に特に便利
ブログ立ち上げ初期は、
- テーマ設定
- 固定ページ作成
- レイアウト調整
など、公開前に整える作業が多く発生します。
このプラグインを使えば、
ある程度ベースが完成してから公開できるため、
未完成な状態を見せずに済みます。
運用中も安心
ちょっとした設定変更や表示確認の際にも、
一時的にメンテナンス表示へ切り替えられるため、
読者に違和感を与えず作業に集中できます。
家づくりで例えると
内装工事中の家を見せないのと同じで、
「完成してから見てもらう」ための配慮です。
シンプルで使いやすい
- 設定が簡単
- 迷わず使える
- 長期運用でもストレスが少ない
ブログ初心者でも安心して使える、実用的なプラグインです。
⑤ Customizer Export/Import(設定の保存)
役割:SWELL設定のバックアップ/再利用
Customizer Export/Import は、SWELLのカスタマイザー設定を
- エクスポート(保存)
- インポート(復元)
できるプラグインです。
SWELLデモサイトを再現できる
このプラグインを利用することで、
SWELL公式デモサイト(6種類)と同じデザイン設定をそのまま取り込むことができます。
「どこをどう設定すればいいかわからない…」という場合でも、完成形を一気に再現できるのは大きなメリットです。
設定変更の“保険”としても重要
デザイン調整をしていると、
- 触ったら崩れた
- 元に戻せない
といったことが起こりがちですが、事前に設定を保存しておけば、すぐに復元できます。
運用面での安心感
- 設定変更前のバックアップ
- 複数サイトへの設定使い回し
にも使えるため、長期運用を支える「設定保険」のような存在です。
⑥ UpdraftPlus(バックアップ)
役割:万が一の復元
- 自動バックアップ
- ワンクリック復元
が可能です。
普段は何もしない
でも「あるだけで安心」
ブログ運営の保険です。
⑦ WPForms Lite(お問い合わせフォーム)
役割:読者との連絡窓口
- お問い合わせ
- 修正依頼
- 連絡用
として 必ず1つはフォームが必要 です。
WPForms Liteは、
- 画面が分かりやすい
- 難しい設定不要
初心者向けで安心です。
⑧ SEO SIMPLE PACK(基本SEO)
役割:検索エンジンへの正しい伝達
検索エンジンに記事内容を正しく伝える基本SEOプラグインです。
- タイトル(titleタグ)
- ディスクリプション(meta description)
を、記事ごとにシンプルに設定できます。
運用面でのポイント
記事タイトルは読者向け、検索結果に表示される情報は検索エンジン向けと考えると分かりやすいです。
記事内容と検索表示のズレを防ぎ、「良い記事なのに伝わらない」を防止します。
SWELLとも相性が良く、軽量で設定もシンプル、長期運用でも安心です
⑨ XML Sitemap & Google News(サイトマップ)
役割:検索エンジンへの構造通知
XML Sitemap & Google News は、サイト全体の構造を検索エンジンに伝えるためのプラグインです。
- XMLサイトマップの自動生成
- 新規・更新記事の自動通知(Google)
を行なってくれます。
運用面でのポイント
ブログを運営していると、
- 新しい記事を公開した
- 既存記事を修正した
といった作業が頻繁に発生します。
このプラグインがあることで、「記事を書いたこと」を自動で検索エンジンに知らせる仕組みが整います。
長期運用でも安心
一度設定すれば基本的に放置でOK。
ブログ運営の裏方として、検索エンジンとの連携を安定的に支えてくれるプラグインです。
⑩ Ad Invalid Click Protector(広告クリック保護)
役割:Googleアドセンス無効クリック対策
広告を使う予定があるサイトでは必須レベルのプラグインです。
- 不正クリック検知・制御
- アカウント停止リスクの軽減
YMYLジャンル(お金や人生など重要な話題に関するジャンル)を扱うブログや、収益を安定させたいサイトでは、Googleアドセンス運用の安全対策として必ず入れておきたいプラグインです。
⑪ Code Snippets(軽微なカスタマイズ)
役割:functions.phpを触らずに拡張
- 小さなカスタマイズ
- サンプルコード追加
を安全に行なえます。
Googleアドセンスとの関連
Ad Invalid Click Protector(AICP)で必要となる広告ショートコードの登録・管理も、Code Snippets を使うと安全に行なえます。
Googleアドセンスを安全に運用したい場合や、AICP と組み合わせて広告ショートコードを管理したい場合に最適です。
この11プラグイン構成で、安定したブログ運営ができています
ここまで紹介した11個のプラグインは、
- 実際のブログ運営を想定
- 長期間使い続ける前提
- トラブルを未然に防ぐ構成
として選んでいます。
この構成で、
- 大きなトラブルなく
- 表示速度や安定性を保ち
- 日々の記事作成に集中できる
状態を維持できています。
便利さよりも「安定」を優先した構成
それが、長く続けられる理由です。
まとめ|プラグインは「増やすもの」ではなく「整えるもの」
プラグインは、
- 多ければ良い
- 少なければ正解
ではありません。
大切なのは、
役割が整理され、管理できる構成であること
今回の11個は、初心者が「最初に整えておけば迷わない」完成形に近い構成です。
次回予告|プラグイン設定編を「複数記事」に分けて解説します
次回からは、流れを変えて、
各プラグインの設定方法を、1つずつ丁寧に解説する記事
を複数回に分けてお届けします。
- 第4回:CloudSecure WP Security
- 第5回:WP Multibyte Patch・EWWW Image Optimizer
- 第6回:Slim Maintenance Mode・Customizer Export/Import
- 第7回:UpdraftPlus
といった形で、
- そのまま真似できる
- 触るところだけを厳選
した構成にする予定です。
