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はじめに
普通預金の金利は、金融機関ごとの差が小さいと思われがちですが、auじぶん銀行では一定の条件を満たすことで、普通預金の金利が年0.55%(税引前)になります。
これは、auじぶん銀行の優遇プログラム「じぶんプラス」における最上位ランク「プレミアムステージ」限定の金利優遇です。
さらに、2026年2月からは普通預金金利が年0.65%(税引前)に引き上げ予定となっており、普通預金としては高水準の金利が継続される見込みです。
この記事では、以下の点について事実ベースで整理します。
- プレミアムステージの仕組み
- スタンプによるステージ到達方法
- 預金残高1,000万円による別ルート
- 金利優遇以外の主な特典
普通預金 年0.55%の概要
auじぶん銀行では、2025年10月1日から「プレミアム金利優遇」が開始されています。
対象となるのは、「じぶんプラス」のプレミアムステージに到達している利用者です。
金利条件
- 対象口座:円普通預金
- 金利:年0.55%(税引前)
- 対象者:プレミアムステージ利用者
金利差の一例(概算)
500万円を1年間預けた場合(税引後)
- 通常金利(年0.21%):約 8,367円
- プレミアム金利(年0.55%):約 21,914円
同じ普通預金でも、年間で1万円以上の差が生じます。
0.55%が適用されるのは「プレミアムステージ」のみ
この金利優遇は、すべての利用者に自動的に適用されるものではありません。
対象となるのは、auじぶん銀行の優遇制度「じぶんプラス」における最上位ランク「プレミアムステージ」のみです。
プレミアムステージに到達すれば、特別な申請をしなくても普通預金金利が優遇されます。


プレミアムステージに到達する方法は2通り
方法① スタンプを5個集める
じぶんプラスでは、対象取引を行なうことで「スタンプ」が付与されます。
スタンプを5個獲得すると、プレミアムステージに到達します。
主なスタンプ対象取引(例)
- 給与・年金の受取
- クレジットカードの口座振替
- au PAY残高へのチャージ
- キャッシュレス決済の利用
- 一定額以上の預金残高
日常的な取引が対象となっており、特別な金融商品への申込みは必須ではありません。
実例:スタンプ取得の内訳(参考)
以下は、実際に取得したスタンプの一例です。
- ① 入金
- ② 口座振替
- ③ キャッシュレス決済
- ⑤ 資産運用
- ⑥ 預金残高
①〜③は、固定資産税の支払いに備えて毎月1万円をチャージする仕組みを自動化することで達成しました(定額自動入金 → 口座振替 → au PAY残高へのチャージ)。
⑤・⑥は、円定期預金を50万円以上預け入れることで条件を満たしています。

定額設定でスタンプが3つ貯まる仕組み
固定資産税の請求書払いは、クレジットカードではなくコード決済(au PAYなど)を利用しています。
年間の税額は約13万5千円なので、毎月1万円ずつチャージして準備しています。
以下の設定を行なうことで、スタンプ3個分を自動的に満たすことができます。
- 定額自動入金サービスを設定
- クレジットカードの口座振替を設定
- au PAY残高へのチャージ

方法② 預金残高1,000万円以上で自動到達
もうひとつの方法は、円預金残高を1,000万円以上にすることです。
この条件を満たせば、スタンプの数に関係なく、自動的にプレミアムステージとなります。
近年は定期預金で年1.0%を超える商品もあるため、
- 定期預金で金利を確保
- 残高1,000万円以上を維持
- 普通預金にも優遇金利を適用
という併用も可能です。

2026年2月からは普通預金金利が0.65%に
auじぶん銀行では、2026年2月から普通預金金利を年0.65%(税引前)に引き上げる予定です。
すでにプレミアムステージに到達している場合、追加の手続きは不要で、引き上げ後の金利が適用されます。

金利以外の主な特典
プレミアムステージでは、金利優遇に加えて、次のような特典があります。
・Pontaポイントの還元倍率アップ
・ATM利用手数料の無料回数増加
・各種振込手数料の優遇

三菱UFJ銀行あて振込手数料が無料(全ステージ共通)

メガバンクとの資金移動がしやすい点も特徴です。
まとめ
auじぶん銀行のプレミアムステージでは、
- 普通預金金利 年0.55%(税引前)
- 2026年2月から 年0.65%へ引き上げ予定
- スタンプ5個、または預金残高1,000万円で到達
- 日常取引の設定だけで条件を満たせるケースも多い
といった特徴があります。
金利条件と優遇制度を把握したうえで口座を選ぶことで、同じ預金でも受取利息に差が生じます。
本記事が、普通預金やメイン口座を見直す際の参考になれば幸いです。