【体験談】「年金の繰上げ受給」③ 繰上げ受給の請求手続きと実際の流れを詳しく解説

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年金の繰上げ受給とは?─ 手続きの流れと事前準備をやさしく解説

老齢基礎年金・老齢厚生年金は、大半の方が 65歳から受給 しますが、希望すれば 60~64歳の間に「繰上げ受給」 することもできます。

ただし、その場合は 受給額が生涯にわたり減額 されます。
一度繰上げを選ぶと元には戻せないため、シニアの資産管理の観点からも、慎重な検討が欠かせない制度だと感じています。

この記事では、私が実際に行なった

  • 繰上げ受給を決断するまでに行なった情報収集
  • 請求手続きの準備
  • 実際の請求手続きの流れ

を、体験談を交えながら紹介します。

繰上げ受給を決断するまでに行なったこと

ネットでの情報収集(YouTube・記事など)

「年金の繰上げ受給」を検討し始めたとき、まず頼りにしたのは インターネットでの情報収集 でした。

  • 年金制度の解説記事やブログ
  • 実際に繰上げした方の体験談(特に YouTube)

など、多くの情報が見つかりました。

中でも YouTube の情報はとても参考になりました。

  • 実際に繰上げ受給を決断した人のリアルな体験談
  • 専門家が制度のポイントや注意点を丁寧に解説する動画

こうした内容を見ることで、文字だけでは想像しにくい部分もイメージしやすくなり、不安が少しずつ和らぎました。

また、動画の中では当然のことながら メリット・デメリットの両面 が語られていました。
「繰上げは絶対に得」「繰上げは絶対に損」というような極端な内容ではなく、それぞれの家庭や生活状況によって最適な選択は異なる という考え方に触れられたのも、大きな収穫でした。

年金事務所で相談してわかったこと

年金事務所で相談を受けてみて、ネットだけでは分からなかったことがいくつもありました。

具体的には、

  • 必要書類が 地域や窓口によって多少異なる こと
  • 私の地域では 戸籍謄本の提出が不要 であること
  • 自分の加入記録をもとにした、具体的な試算額 をその場で確認できたこと

こうした情報が事前にわかったことで、余計な書類を準備せずに済みましたし、何より “自分ならどのくらい受け取れるのか” を数字で確かめられたことで、イメージが一気に現実的になりました。

さらに、職員の方とのやり取りの中で以下のことを強く感じました。

繰上げをするかどうかの判断は、年齢・加入状況・働き方・健康状態・収入・貯蓄・家族構成など、一人ひとりの事情によって大きく異なる

「絶対にこれが正解」という選択肢があるわけではなく、自分の生活状況・価値観・将来の安心感をどこに置くか を軸に考えることが大切

繰上げ受給を悩んでいる方に向けた「検討時のポイント」は、以下の記事を参考にしてください。
   
【体験談】「年金の繰上げ受給」②悩んでいる・検討中の方へ!実体験から学んだポイントを紹介

請求手続きの準備

年金事務所への事前予約

年金請求を行う際は、日本年金機構の予約サイトから事前予約 をしておくと、スムーズに案内を受けられます。

地域によっては、3週間以上先まで予約が埋まっていることもある ため、「相談したい」「手続きしたい」と思ったタイミングで、早めに予約しておくと安心です。

私の場合は、

  • 8月27日に予約申込み
  • すでに 9月17日までの枠が埋まっていた
  • 最短で取れたのは 9月18日

という状況でした。

人気のある時期は空きが少ないため、早めの行動が心の余裕につながると感じました。

年金事務所の予約方法については、別記事で詳しく解説しています。
   
【体験談】「年金の繰上げ受給」①請求手続きや相談で必要となる「予約相談」の流れを詳しく解説


必要書類の準備

必要書類は、個人の状況や地域によって異なる場合 があります。
そのため、年金事務所へ行く前に事前に確認しておくと、当日の手続きがスムーズになります。

私が準備した書類は、次の4点です。

 ① マイナンバーカード
 ② 年金手帳
 ③ 金融機関の口座情報
 ④ 雇用保険被保険者証

📌 戸籍謄本について
私の地域では 戸籍謄本の提出は不要 でした。
年金事務所側で戸籍情報をオンライン照会できるようになっていたためです。
このあたりは地域差があるため、事前に確認しておくと安心できます。

請求書類(申請書類)の準備

繰上げ受給の請求に必要な書類は、日本年金機構のホームページからダウンロードできます。
私が準備した書類は次の2種類です。

繰上げ請求書

  • 記入の際は、記入例を参考に、一つひとつ確認しながら進めました。
  • 老齢厚生年金の方は、チェック欄で 「ア」ではなく「イ」に〇を付ける 必要があります。

年金請求書

  • こちらも記入例を参考に、一つひとつ確認しながら進めました。
  • 不明な部分は、事前に年金事務所で相談しておくと安心です。

請求書は、必要事項をすべて記入しておくことで、当日の手続きがスムーズになり、窓口で慌てずに済みます。

請求手続きの流れ(当日の様子)

年金事務所での手続きの流れ

予約日にあたる 9月18日 、年金事務所で繰上げ受給の手続きを行いました。

事前に書類を準備していたこともあり、記入漏れや不備はなく、手続き自体は20分ほどで完了 しました。

当日は、次のような流れで行われました。

繰上げ受給に関する説明

最初に、職員の方から「老齢年金の繰上げ請求についてのご確認」という資料に沿って、繰上げ受給に関する注意点の説明 を受けました。

  • 資料には 全17項目のチェックリスト が掲載されています
  • 各項目ごとに内容を確認しながら、自分でチェック欄に☑を付けていく形式です

このチェックを通じて、

  • 繰上げのデメリット
  • 他の年金・給付への影響
  • 将来の選択肢がどう変わるか

を、一つひとつ確認していきます。

なお、この 17項目の検討結果 については、別の記事で詳しく紹介しています。

請求書類の提出

説明が終わったあとは、事前に準備しておいた

  • 繰上げ請求書
  • 年金請求書

の内容を職員の方と一緒に確認し、その場で正式に提出しました。

書類の記入漏れや誤りがなければ、その場で手続きは完了です。

手続き完了後に受け取った書類

年金事務所での手続きが完了したあと、次の3つの書類を受け取りました。

① 年金請求書の受付控え
→ 確かに請求を受け付けたという証明になります。


② 説明事項のご確認
→ 繰上げ受給に関する説明事項の内容を、再確認できる資料です。



③ 試算結果
→ 減額後の年金額や、繰上げによる影響を数字で把握できる大切な資料です。

これらの書類は、念のため、ファイルにまとめて保管しています

まとめ ─ 「手続き自体は難しくない」が、事前準備が安心につながる

年金の繰上げ受給は、

  • 申請の流れそのものは、それほど複雑ではありません。
  • ただし、事前の情報収集・予約・必要書類の確認をしっかり行っておくこと が大切だと感じました。

年金事務所で、職員の方に丁寧に説明していただきながら手続きを進められたことで、

「自分の判断は間違っていなかった」
「不安を一つひとつ解消しながら申請できた」

という感覚を持つことができました。

手続き完了後は、およそ1ヵ月ほどで「年金証書」や「年金決定通知書」が届く予定 と案内を受けました。


この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。

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