投資にはリスクが伴います ─ シニア世代だからこそ「自分のペース」で
投資には、必ずリスクが伴います。
特に、私を含むシニア世代にとって、大きな暴落はそのまま 「資産寿命」 に影響してしまうため、慎重に向き合いたい分野だと感じています。
最近は「新NISAで投資を始める人」が一気に増えていますが、NISAだからといって損をしないわけではありません。
- 市場が大きく下落する
- 含み損を解消するまでに 数年〜10年以上 かかる
という可能性も、十分に考えられます。
🟦 ワンポイント
NISA=ノーリスク ではありません。
NISAは「税金が優遇される枠」であり、「損をしない仕組み」ではない、という点を押さえておけると安心です。
シニアの資産管理で大切なのは、
リスクをきちんと理解しながら、無理のない範囲で「資産を十二分に育てる」バランス を考えることだと感じています。
私の基本方針:メンタルが耐えられる範囲で投資する
過去の失敗もふまえて、私は次のような方針で投資を続けています。
- 資産価値が40%下落しても「心が折れない金額」を上限に投資する
- あらかじめ マイルールを決めて、淡々と守る
たとえば、次のようなイメージです。
- 「下落時のみ追加投資する」
- 「下落幅20%ごとに追加投資する」
- 「追加額は、毎月の積立額の◯◯%までにする」
- 「怖さを感じない金額の範囲で淡々と継続する」

「怖さを感じない金額の範囲で淡々と継続する」
これが、今の私の投資ルールです。
メンタル面で大丈夫な投資金額とは?
私は現在、月10万円の積立投資 を行なっています。
いろいろ試した結果、
「心理的負担にならず、無理なく続けられる金額」
が、自分にとっては 月10万円 でした。
▼ 積立額とメンタルの関係(私の場合の目安)
- 積立額 :10万円/月
- 積立期間:5年間
- 積立総額:600万円
- 40%暴落した場合:600万円 → 360万円
この暴落した場合の数字を見ても、「まったく怖さを感じませんし、途中でやめようとも思いません」。
🟧 注意ボックス
本当に怖いのは、“暴落そのもの”ではなく、“途中でやめてしまうこと” だと感じています。
動揺して安値で売ってしまうと、その後の回復に乗れず、結果として一番もったいないことになります。
だからこそ、自分の「メンタル上限」を知っておくこと は、シニアの資産管理を考えるうえでとても大切だと思います。
NISAは「枠いっぱい使うこと」が正解とは限りません
新NISAのスタートにより、
- 「せっかくの枠だから、満額まで使わないと損な気がする」
- 「周りもやっているから、自分ももっと増やしたい」
と感じる場面もあるかもしれません。
しかし、私は次のように考えています。
🌱 NISAは“枠いっぱい使うこと”が正解ではない
自分の生活やメンタルに合った 「長く続けられる金額」 のほうが、シニアの資産管理にとっては何倍も大切だと感じています。
NISAはあくまで 「税制優遇という器」 なので、その中にどれだけ入れるかは、心と家計に無理のない範囲 にすることが、結果的に低リスク運用にもつながると考えています。
証券会社の選び方:手数料 × ポイント還元
投資でリターンを高めるには、「高リスクを取る」のではなく、コストを抑えること も大切だと思います。
私は、最初から ネット証券のみ に絞って検討しました。
重視したポイント
- 投資信託の購入・保有コスト(信託報酬)が低いか
- クレジットカード積立でポイント還元を受けられるか
- NISAとの相性が良いか(商品数や使いやすさ)
その結果、私は
SBI証券 × 三井住友カード(投信積立でポイント還元)
という組み合わせを選びました。
新NISAとの相性も良く、「低コストでコツコツ積み立てるスタイル」 に向いていると感じたからです。
🟦 ワンポイント
どの証券会社が正解というよりも、「手数料とポイント還元、使いやすさのバランス」に納得できるかどうか が大切だと感じています。
投資信託の配分:国内50% × 海外50%
運用方針は、あえてシンプルにしています。
- 国内株式:50%
- 海外株式:50%
1つの国や地域に偏りすぎないようにしつつ、「自分が納得できるバランス」 を優先しています。
NISA枠でも、基本的には同じ配分にしています。
精神的に無理のない投資であることを、何より重視しています。
これは、シニアの資産管理として 「資産を十二分に育てる」ための土台 にもなる部分だと感じています。
国内株式:TOPIXを採用した理由
国内株式の投資対象には、TOPIX(東証株価指数) を選びました。
理由は、日本市場全体の動きを広くとらえられる と考えたためです。
▼ TOPIXと日経平均の違い(ざっくり比較)
| 指数 | 採用銘柄数 | 対象エリア | 市場のとらえ方 |
|---|---|---|---|
| TOPIX | 約2,100銘柄 | 日本 | 東証プライム上場銘柄ほぼ全体 → 日本市場全体の成長を反映 |
| 日経平均 | 225銘柄 | 日本 | 代表的な225社だけ → 代表銘柄に偏る傾向 |
| 指数 | 採用銘柄数 | 対象エリア | 市場のとらえ方 |
|---|---|---|---|
| TOPIX | 約2,100銘柄 | 日本 | 東証プライム上場銘柄ほぼ全体 → 日本市場全体の成長を反映 |
| 日経平均 | 225銘柄 | 日本 | 代表的な225社だけ → 代表銘柄に偏る傾向 |
「日本株の成長を、なるべく広く取り込みたい」という考えから、私はTOPIXを選んでいます。
海外株式:オルカンではなく S&P500 を採用
海外株の投資対象は、よく話題になる「全世界株式(オルカン)」ではなく、S&P500 を選びました。
理由は、
米国の成長力(特に現在のAI関連などの成長企業)を、少し積極的に取りに行きたい
と考えたためです。
▼ S&P500 と オルカン(全世界株式)の違い
| 指数 | 採用銘柄数 | 対象エリア | 市場のとらえ方 |
|---|---|---|---|
| S&P500 | 約 500銘柄 | 米国 | 世界経済の主要成長エンジンである米国の企業成長を“集中的に受け取る” |
| オルカン | 約 9,000銘柄 | 世界全体 | 世界の成長を“広く分散して受け取る” |
| 指数 | 採用銘柄数 | 対象エリア | 市場のとらえ方 |
|---|---|---|---|
| S&P500 | 約 500銘柄 | 米国 | 世界経済の主要成長エンジンである米国の企業成長を“集中的に受け取る” |
| オルカン (全世界株式) | 約 9,000銘柄 | 世界全体 | 世界の成長を“広く分散して受け取る” |
・分散の安心感を重視するならオルカン
・成長を少し積極的に取りに行きたいならS&P500
私は、自分の考え方に合う S&P500 を選択しています。
この部分は、少しだけ「攻めた選択」だと感じているため、投資額そのものはメンタルに合う範囲に抑えることで、全体としては低リスク寄りの運用 を意識しています。
現時点の投資結果(2025年1月〜11月)
▼ 積立状況(NISA口座)
| 投資期間 | 積立額 | 収益 |
|---|---|---|
| 2025年1月〜2025年11月 | 1,100,000円 | +217,159円(+19.7%) |
| 投資期間 | 積立額 | 収益 |
|---|---|---|
| 2025年1月〜2025年11月 | 1,100,000円 | +217,159円(+19.7%) |
現時点では、運良くプラスになっています。
ただし、これはあくまで 「ある一時点の結果」 にすぎません。
🟥 注意ボックス
NISAでも、損をする可能性は当然あります。
今後、相場が大きく下落してマイナスになる場面も十分あり得ます。
「今プラスだから安心」という考え方は、長期投資では危険だと感じています。


評価とこれからの方針
今後、暴落が来ても全く不思議ではない と考えています。
たとえば、
600万円が 360万円まで下がっても、私は耐えられる自信があります。
むしろ、暴落は追加投資のチャンス ととらえています。
もちろん、これは私個人の考え方です。
大切なのは、次のような姿勢だと感じています。
- 焦らず
- 騒がず
- 自分の決めたルールの中で、コツコツ続ける
この投資スタイルのメリット・デメリット
メリット
- 自分の「メンタル上限」を決めているので、暴落時も行動がブレにくくなります
- 低リスクを意識しながら、資産を十二分に育てる土台 をつくれます
- 分散投資(国内と海外に半分づつ)をすることで、投資リスクを抑えています
- ネット証券+ポイント還元を活用することで、コスト面も抑えやすい です
デメリット・注意点
- あくまで「私にとってのちょうど良い金額・配分」であり、誰にでも合うわけではありません
- 投資額を控えめにしている分、「最大限の利益」を狙うスタイルではありません
- 投資信託はある程度安定していますが、それでも短期的には大きくマイナスになる可能性がある商品 です
🟦 ワンポイント
「最も増える方法」ではなく、「無理なく続けられる、現実的な投資スタイル」 を選んでいます。
定期的に投資状況を振り返ります
今後も、次のような内容を定期的に発信・記録していく予定です。
- 投資状況(収益・積立額・評価額)
- NISAの活用状況
- 市場の変化に対する考え方
さらに、変化があったときには、
- 投資方針を変えたタイミング
- TOPIX/S&P500 の比率を調整した理由
- 新しい学びや反省点
なども、できるだけ正直に書き残していきたいと思っています。
投資の「成功」だけでなく、「迷い」や「反省」も含めて、
等身大の記録として残していくこと を大事にしたいと考えています。
まとめ ─ 投資額の正解は「人によって違う」
投資を続けるうえで、私が一番大切だと感じているのは、
💡 「暴落に耐えられる金額」を自分で把握しておくこと
です。
- 誰にでも当てはまる「正解の金額」や「完璧な配分」はありません。
- 大事なのは、無理なく・淡々と・長く続けられること だと思います。
- その過程で、自分で決めたマイルールを守り続けること がとても重要です。
NISAだからといって、急いで投資額を増やす必要はありません。
これからも私は、
- 自分のメンタルの範囲内で
- 低リスクを意識しながら
- 資産を十二分に育てることを目指して、コツコツ投資を続ける
というスタンスでやっていきたいと思います。
この記事が、同じように迷っている方の「不安を少しでも軽くする材料」になれば、とてもうれしいです。


