再就職活動を始めた理由
2024年8月、60歳の誕生日と同時に、長年勤めた会社を定年退職しました。
高校卒業後から 42年間、同じ会社で働き続けてきた こともあり、
「せっかくなら、これまでとは違う環境でも働いてみたい」
という思いが強くなり、再就職活動を始めることにしました。
一方で、定年後の生活で一番気になったのは、やはり 収入面 でした。
当面の生活費をどう確保するか不安もありましたが、調べていくうちに
- 失業手当を一定期間受け取れること
- その間に 自分のペースで再就職活動ができること
が分かり、気持ちに少し余裕が生まれました。
まず最初に取りかかったのは、失業手当の受給額や期間を正しく把握すること でした。
そのうえで、ハローワークやインターネットで幅広く情報収集を行い、焦らず、自分のペースで地道に就職活動を進めていきました。
失業手当の受給額について
失業手当(基本手当)の金額は、次のように計算されます。
- 給付日数 × 基本手当日額
▼ 用語の整理
- 給付日数
失業手当を受け取れる日数です。
定年退職は原則「自己都合退職」とみなされ、60歳の場合は上限150日となります。 - 基本手当日額
離職前6か月の賃金合計 ÷ 180 × 給付率(45~80%)で算出されます。
上限は 7,420円(2024年9月時点) です。
私の場合の受給額
私の場合は、
- 給付日数:150日
- 基本手当日額:7,420円
となり、
合計 1,113,000円(非課税) を受給できる見込みです。
手続きは 2024年9月20日 にハローワークで行い、その後7日間の待期期間を経て、
- 2024年9月27日 ~ 2025年2月23日(150日間)
が受給対象期間になるそうです。
振込は、各認定日の約1週間後 を目安に入金される予定です。
▼ 認定日ごとの受給額
| 回数 | 認定日 | 受給対象期間 | 受給日数 | 受給額 |
|---|---|---|---|---|
| 初回 | 2024/10/17 | 2024/09/27~2024/10/16 | 20日分 | 148,400円 |
| 2回目 | 2024/11/14 | 2024/10/17 ~ 2024/11/13 | 28日分 | 207,760円 |
| 3回目 | 2024/12/12 | 2024/11/14 ~ 2024/12/11 | 28日分 | 207,760円 |
| 4回目 | 2025/01/09 | 2024/12/12 ~ 2025/01/08 | 28日分 | 207,760円 |
| 5回目 | 2025/02/06 | 2025/01/09 ~ 2025/02/05 | 28日分 | 207,760円 |
| 6回目 | 2025/03/06 | 2025/02/06 ~ 2025/02/23 | 18日分 | 133,560円 |
| 回数 | 認定日 | 受給対象期間 | 受給日数 | 受給額 |
|---|---|---|---|---|
| 初回 | 2024/10/17 | 2024/09/27~2024/10/16 | 20日分 | 148,400円 |
| 2回目 | 2024/11/14 | 2024/10/17 ~ 2024/11/13 | 28日分 | 207,760円 |
| 3回目 | 2024/12/12 | 2024/11/14 ~ 2024/12/11 | 28日分 | 207,760円 |
| 4回目 | 2025/01/09 | 2024/12/12 ~ 2025/01/08 | 28日分 | 207,760円 |
| 5回目 | 2025/02/06 | 2025/01/09 ~ 2025/02/05 | 28日分 | 207,760円 |
| 6回目 | 2025/03/06 | 2025/02/06 ~ 2025/02/23 | 18日分 | 133,560円 |
💡 シニアの資産管理の観点から
定年直後は収入が途切れやすいタイミングですが、失業手当が一定期間入ることで、「年金だけに頼らず、次の働き方をじっくり考える余裕」を持つことができます。
低リスクで生活を安定させる意味でも、とても心強い制度だと感じました。
失業手当の申請~受給終了までの流れ
ここからは、実際に私が行なった 申請〜受給終了までの流れ を、順を追って説明します。
必要書類の準備
申請に必要な書類は次の6点です。
会社からの書類がそろったのが 9月19日 で、その翌日にハローワークで手続きを行ないました。
①雇用保険被保険者証
雇用保険加入を証明する書類で、退職時に会社から受け取ります。
→ 私の場合は 9月11日 に郵送で届きました。

②離職票(離職票-1・離職票-2)
離職を証明する大切な書類です。
→ 退職から約3週間後の 9月19日 に郵送で届きました。
「離職票-1」の金融機関指定欄は、事前に記入しておくと手続きがスムーズに進みます。
離職票-1

離職票-2

③個人番号確認書類
マイナンバーカード、通知カード、または住民票記載事項証明書など。
→私はマイナンバーカードを持参しました。
④本人確認書類
顔写真付きの身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードなど)を提示します。
→ こちらもマイナンバーカードを利用しました。
⑤証明写真2枚
サイズ:縦3cm × 横2.4cm(6ヶ月以内撮影)
コンビニ前に設置されている証明写真機を利用して撮影しました。
マイナンバーカードを提示すれば写真提出が省略できる場合もありますが、その場合は 毎回マイナンバーカードを持参する必要 があります。
⑥銀行口座(通帳またはキャッシュカード)
本人名義の口座のみ利用できます。
ネット銀行は一部非対応の場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

ハローワークでの手続きには 「求職申込み」 が必須となります。
あらかじめ「ハローワークインターネットサービス」で 求職者マイページを仮登録 し、基本情報などを入力しておくと、当日の手続き時間を短縮できます。
ハローワークでの手続き
2024年9月20日 にハローワークで失業手当の申請を行いました。
手続きが完了すると、次の3点を受け取りました。
①認定スケジュール表
認定日は、10/17・11/14・12/12・1/9・2/6・3/6
原則として 日程の変更は不可 と説明されました。


②雇用保険受給資格者のしおり
失業給付の仕組みや不正受給の注意点など、詳しく書かれた全64ページの冊子です。
③失業認定申告書
求職活動の実績を記入する用紙です。
初回認定のみ、求職活動実績は1回でOK との説明がありました。


あわせて、2024年10月3日開催の「雇用保険受給者説明会」への出席 を案内されました。
雇用保険受給者説明会
10月3日 に説明会が開催されました。
この日は、9月20日に受け取った資料一式を持参して出席しました。
主な説明内容は、
- 失業認定申告書の書き方
- 不正受給を防ぐためのルール
- 求職活動実績として認められる行動の種類
などでした。
なお、この説明会への出席自体が求職活動実績1回分としてカウント されるそうです。
説明会終了後、「雇用保険受給資格者証」が交付されました。
初回の失業認定
10月17日の午前中 に、ハローワークで初回認定を受けました。
- 「雇用保険受給資格者証」
- 「失業認定申告書」
を窓口に提出し、特に不備もなくスムーズに認定が完了しました。
その後、約1週間後の10月21日 に、148,400円(20日分)の失業手当 が銀行口座に振込まれました。
2回目以降の認定
2回目以降も、基本的な流れは初回と同じでした。
- 認定日は28日ごと
- 認定日の約1週間後に振込
- 各認定期間につき、求職活動実績が原則2回分必要
合計6回の認定を経て、150日分(1,113,000円)の受給が終わりました。
私は、ハローワークで 2週間に1度のペースで「職業相談」 を受けていたため、求職活動実績に困ることはありませんでした。
💡 求職活動実績の作り方
・ハローワークでの職業相談
・求人検索・応募
・セミナー参加 など
定期的にハローワークを活用すると、実績づくりと情報収集の両方ができます。
受給終了とその後の再就職活動
6回目(最終回)の認定時、職員の方から
「今回で支給は終了です」
と案内があり、書面にもその旨が明記されていました。
また、
「雇用保険受給資格者証」は今後必要になる場合もあるので、少なくとも2年間程度は保管しておくと安心です。
という説明も受けました。


再就職活動の結果と、これからの働き方
失業手当の受給期間中(2024年9月~2025年2月)は、再就職に至りませんでしたが、その後もハローワークの担当の方には 親身に相談に乗っていただきました。
その甲斐もあり、2025年4月に再就職が決まりました。
- 勤務期間:2025年5月~7月(3カ月間)
- 雇用形態:派遣社員(フルタイム)
新しい職場・新しい人間関係の中でのフルタイム勤務は、正直なところ 体力的にはかなり大変 でしたが、
「チャレンジしてみて本当に良かった」と感じています。
その一方で、
- 長時間勤務は、これからの年齢を考えると負担が大きい
- 無理をすると健康面のリスクが増える
ということも、リアルに実感しました。
そこで今は、
「週2~3日程度の派遣やパート」という働き方で、社会とのつながりを持ち続けたい
と考えるようになりました。
これは、シニアの資産管理を「低リスク」に継続していくうえでも大切な視点 だと感じています。
まとめ ─ 失業手当は“60代の橋渡し役”になってくれる
今回の経験を通じて、次のように感じました。
- 60歳を過ぎると、再就職は簡単ではない
- それでも、失業手当があることで生活の不安が大きく和らいだ
- 受給期間中に、今後の働き方や年金の受取り方をじっくりと考える時間 を持てた
- 結果として、
「年金の繰上げ受給」+「週2~3日の勤務」 という、自分にとって無理のないスタイルを目指せるようになった。
💡 シニアの資産管理は、「頑張りすぎない働き方」とセットで考える
- フルタイムで無理をするより、週2~3日ペースで長く働く
- 年金と短時間勤務を組み合わせて、生活を安定させる
こうした 「低リスクな働き方の組み合わせ」も、立派な資産管理の一部 だと感じています。
この記事が、これから定年を迎える方、すでに退職された方の参考になればうれしいです。





