📣 2026/9/2 個人向け国債【2026年9月募集】反映!  変動10年1.95%、固定5年2.24%に上昇|2024年からの全データ推移   

【2026年9月最新】1000万円定期預金ランキング|日銀「9月利上げ」観測82%!62歳シニアが実践する「短期高金利×個人向け国債」の黄金比

目次

はじめに:新NISAと定期預金、「攻めと守り」の黄金バランス

私は現在、62歳のシニア世代として、第二の人生を豊かに過ごすための資産管理に日々向き合っています。
現在は「ゆるい就労」を続けながら、ブログを通じて資産運用の情報を発信しています。

退職後の資産運用において、私が何よりも大切にしているのは「攻めと守り」のバランスです。

私は別の記事でも触れていますが、新NISAを活用した投資信託(S&P500、日経TOPIXなど)で、インフレに負けない「攻め」の運用を実践しています。
しかし、人生100年時代。
全財産を市場の荒波(リスク)にさらすことは、精神衛生上おすすめできません。

そこで私は、資産の一部を「絶対に減らしてはいけない守りの1000万円」と定義し、元本保証の定期預金で鉄壁の守りを固めています。
この「確固たる守りの基盤」があるからこそ、市場が暴落しても動じず、新NISAでの運用を淡々と続けられるのです。

本記事では、2026年9月1日時点の最新情報をもとに、いよいよ9月17〜18日に迫った日銀会合を前に緊張が高まる市場環境下で「1000万円」をどこに預けるのが正解か、シニアの視点で解説します。

あわせて、8月募集分でついに2%台に乗った「個人向け国債」との組み合わせ方も、最新データをもとに掘り下げていきます。


2026年9月の金利環境:政策金利1.0%は据え置き中、しかし「9月利上げ」観測が急浮上

2026年現在、日本の金利環境は歴史的な転換点にあります。
日銀は2024年3月のマイナス金利解除以降、段階的に利上げを進め、2025年12月には政策金利を0.75%まで引き上げました。

6月・7月会合の振り返り:綱引きは「慎重派の抵抗」から「加速論」へ

2026年6月16日、日銀は金融政策決定会合で政策金利を0.75%→1.0%へ引き上げることを決定しました。
1.0%という水準は、1995年以来31年ぶりの高さです。
この6月会合は植田総裁が入院中という異例の状況で、氷見野副総裁が議長を務め、内田副総裁が記者会見を代行しました。
賛否は7対1で利上げ賛成、反対は浅田統一郎委員1名のみでした。

続く7月30〜31日会合では、事前予想どおり政策金利は1.0%で据え置かれました。
ただし採決は8対1で、反対したのは6月に緩和維持を主張した浅田委員ではなく、高田創委員でした。
高田委員は「海外発のディマンドショックによる物価の上振れリスク」や「海外の金融環境の転換に即応した機動的な対応が必要」だとして、無担保コールレートを1.25%程度まで引き上げる議案を提出し、反対多数で否決されています。
つまりこの3か月足らずで、日銀内の綱引きは「利上げに慎重な委員が抵抗する構図」から「利上げをさらに急ぐべきだという声が出てくる構図」へと様変わりしていました。

そして8月に入り、この流れは決定的な段階を迎えます。

「9月利上げ」を市場が本気で織り込み始めた

8月中旬、複数の報道機関が「日銀は早ければ9月17・18日の会合で、政策金利を1.25%程度へ引き上げることを想定している」と伝えました。
これを受けて金融市場の反応は劇的でした。
翌日物金利スワップ(OIS)市場が織り込む「9月会合での利上げ確率」は、7月会合直前の約23%から、8月下旬には約82%まで急上昇しています。
2024年7月の利上げが市場に十分織り込まれず混乱を招いた反省から、植田総裁は市場との丁寧な対話を重視するようになったとされ、この織り込み急上昇そのものが「日銀は本気で9月利上げを検討している」というシグナルと受け止められています。

植田総裁も7月会合後の会見で「基調的な物価が2%に近づいてきている。
これまでとは違って上振れリスクは重視して見ないといけない」と発言し、「このままでは緩和的に過ぎると思えば、利上げのペースを速めることも十分あり得る」とも述べていました。
8月の一連の報道は、この発言が単なる牽制ではなかったことを裏付ける形になっています。

もっとも、9月18日の会合結果が判明するまでは、あくまで「観測」の域を出ません。
高市政権サイドから、円安の長期化を否定するような発言(後述)も出ており、政治要因が最終判断にどう影響するかは予断を許さない状況です。

利上げ圧力の3つの背景(賃金・原油・過去最大の為替介入)

利上げ圧力の主な背景は以下の3点です。

① 賃金上昇の定着
2026年春闘では大企業から中小企業まで3年連続で高水準の賃上げが確認され、日銀が利上げの必須条件とする「賃金と物価の好循環」が実現しています。
7月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.8%まで再加速しており、物価の基調的な上振れリスクへの警戒感を後押ししています。

② 中東情勢を起点とする物価上振れリスク
ホルムズ海峡に加え、紅海南側の要衝バブエルマンデブ海峡でも緊張が高まり、原油輸送ルートの「二重封鎖」懸念が広がりました。
原油高が基調物価に波及するリスクは、夏場を通じてくすぶり続けています。

③ 記録的な円安と「介入だけでは止まらない」現実
6月30日時点で1ドル162円台と約39年半ぶりの安値をつけていた円相場は、7月21日に163円台へ、7月23日には163.99円前後まで下落し、1986年11月以来およそ40年ぶりの高値圏(円の安値圏)を記録しました。
これを受けて政府・日銀は7月30日から8月1日にかけて日米協調による円買い介入を実施し、円相場は一時1ドル=155円台前半まで急伸しました。
しかし、その後の反発も長くは続きませんでした。
財務省が8月28日に発表したところによると、7月30日〜8月26日の介入総額は15兆3993億円と、4〜5月の11.7兆円を上回る過去最大規模に達したにもかかわらず、円相場は再び1ドル=160円台まで値を戻す場面があり、円高へのトレンド転換は確認されていません。
市場関係者の間では「介入は時間稼ぎに過ぎない」との見方が多く、9月1日時点でも円安圧力が根強く残る不安定な相場が続いています。

9月版・今の金利環境をひと言でまとめると

6月の1.0%利上げ、7月の据え置きを経て、市場はいよいよ次回9月17〜18日会合での追加利上げ(1.0%→1.25%)を8割前後織り込む段階に入りました。
15兆円規模の過去最大介入をもってしても円安トレンドは止まらず、「利上げでしか止められないのでは」という空気が強まっているのも事実です。
一方で、政治サイドからの慎重な発言も出ており、会合直前まで綱引きは続きそうです。
今こそ、短期で機動的に動いて、上昇した金利の恩恵を着実に積み上げるときだと、私は考えています。

次の利上げ時期をめぐる専門家の見立て(9月版)

「1%台になったんだから、今のうちに長期で固定してしまおう」 そう考えたくなる気持ちはよくわかります。
しかし私は、今も短期で回す戦略を変えるつもりはありません。

理由は明快です。
9月会合そのものが「利上げの是非を真剣に議論する場」になることが、市場でほぼ確実視されているからです。

野村證券のシナリオ修正:メインは9月、ターミナルレート1.75%

野村證券は8月時点で日銀の見通しを大きく修正し、メインシナリオを「2026年9月、2027年1月、2027年4月」の3回利上げへと変更しました。
この場合、最終的な政策金利(ターミナルレート)は2027年4月時点で1.75%に達すると見込んでいます。
可能性は下がるものの、9月を見送った場合のリスクシナリオとして「2026年10月、2027年3〜4月」の利上げも想定されています。

為替アナリストの見方は割れている

円安の根本原因についての見方は専門家の間でも分かれています。
実質金利(政策金利からインフレ率を差し引いたもの)がマイナス圏にあることを重視する立場からは、政策金利が年内に1.25%へ引き上げられても実質金利のマイナスは解消されず、年末のドル円は165円前後、ドル指数の水準次第では170円接近もあり得るとの厳しい見方も示されています。
他方、対外直接投資の拡大という構造的な資金フローの変化を重視する立場からは、追加利上げの本命は10月とみつつ、利上げだけで円高トレンドへの転換は難しいとの分析も出ています。

政策委員の顔ぶれと「政治の壁」

政策委員の顔ぶれにも変化がありました。
2026年4月には野口旭委員の後任として浅田統一郎氏(中央大学名誉教授)が、6月29日に任期満了となった中川順子委員の後任として佐藤綾野氏(青山学院大学教授)が、それぞれ審議委員に就任しています。
両氏とも積極的な金融緩和や財政出動を志向する「リフレ派」とされ、緩和的な財政運営を掲げる高市早苗政権の意向を反映した人事との見方が市場では出ています。
実際、城内実経済財政政策担当相は8月10日、高市内閣の経済政策を通じて日本への投資や円建て資産への投資が増えることで「円安が継続するとは考えていない」「むしろ円に上昇圧力をかける可能性がある」と述べました。
こうした政権側の姿勢が強ければ、日銀による利上げペース加速を政治サイドが支持しない可能性も残ります。

つまり今の日銀は、

  • 政治サイドからの「利上げ牽制」(リフレ派委員の起用、政権関係者の慎重な発言)
  • 日銀内部での「利上げ加速論」(高田委員らタカ派の主張、9月利上げ観測の急浮上)
  • 物価・為替からの「上振れ圧力」(CPI再加速、過去最大の為替介入をもってしても止まらない円安)

という3つの力がせめぎ合う、これまで以上に読みにくい局面にあります。
だからこそ、今ここで3年・5年の長期に固定してしまうと、9月会合で仮に利上げが決定した場合、その恩恵をまるごと取り逃すリスクが残ると、私は考えています。

メガバンクの普通預金金利は9月時点で0.4%のまま

なお、8月3日にはメガバンク3行(三菱UFJ・みずほ・三井住友)の普通預金金利が0.3%→0.4%へ引き上げられ、三菱UFJ・三井住友にとっては旧行時代の1992年以来およそ34年ぶりの高水準となりました。
9月1日時点では、この0.4%が据え置かれたままとなっており、次に動きがあるとすれば9月会合の結果を受けてのタイミングになりそうです。
短期で満期を迎えた資金を、そのつど有利な金利へ乗り換えられることが「短期戦略」の醍醐味です。

「短期で回す」3つのメリット

機動力:

  • 満期が来るたびに、その時点での最高金利へ「預け替え」が可能
  • 利上げのたびに恩恵を受けられます

複利効果:

  • 短期で利息を確定させ、元金に利息を加える「元加」で再投資することで、わずかながら複利を活かせる

キャンペーンの活用:

  • 利上げ後に各行が相次いで出す特別金利キャンペーンを逃さず、効率よく利息を積み上げられる

定期預金金利ランキング

ランキングの比較条件と除外商品

比較条件

  • 預入金額: 1000万円(ペイオフ上限を意識)
  • メイン比較軸: 1年もの定期預金
  • 参考指標: 1か月〜5年の金利も併記

除外商品

公平性と実用性を重視し、以下のケースはランキングから除外しています。

  • 店頭(窓口)でのみ申込み可能な商品
  • 特定の組合員限定・地域限定など、利用のハードルが高いもの

【既存口座保有者向け】

スクロールできます
    順位・銀行名1か月3か月6か月1年2年3年5年支店名
 1. SBJ銀行0.33%0.33%1.10%1.70%  1.75%1.60%1.60%
 2. 東京スター銀行0.60%1.20%1.30%1.45%1.45%インターネット限定
 3. あおぞら銀行1.00%1.40%1.50%1.60%1.70%
4. 香川銀行1.70%1.40%1.40%1.40%1.40%1.40%セルフうどん支店
 5. 大和ネクスト銀行0.50%0.50%0.80%1.30%1.40%1.50%0.90%
6. 愛媛銀行0.55%0.60%1.25%1.45%1.55%四国八十八カ所
 7. オリックス銀行0.70% 1.25%1.30%1.35%1.40%
 8. SBI新生銀行0.50% 1.00% 1.00%1.20%1.20%1.56%1.95%
9. 静岡銀行0.50%0.50%0.50%1.20%1.35%1.00%インターネット支店
10.徳島大正銀行 1.20%0.52%0.54%0.70%とくぎんネット
11. UI銀行0.55%0.55%0.80%1.15%1.35%0.80%0.85%
12. ソニー銀行0.50%0.50%0.70%1.00%1.10%1.80%1.50%
13.きらやか銀行 1.00%1.00%1.00%SBIさくらんぼ
14 大光銀行 0.85% 0.85% 0.85%えちご大花火支店
15. セブン銀行0.45%0.45%0.50%0.55%0.65%0.70%0.80%
16. イオン銀行0.51%0.51%0.81%0.51%0.66%0.82%1.67%
17.ドコモSMTBネット銀行0.50%0.50%1.25%0.50%0.65%1.40%1.60%
18. auじぶん銀行0.50%0.50%0.50%0.50%0.65%0.80%1.80%
19.楽天銀行0.55%0.50%0.50% 0.50%0.65%0.80%1.00%
20.トマト銀行0.31%0.31%0.32%0.40%1.15%1.20%ももたろう

トリプル円定期キャンペーン(金利1.25%相当)

【新規口座開設者向け】

スクロールできます
順位・銀行名1か月3か月6か月1年2年3年5年支店名
 1. 東京スター銀行 1.70%インターネット限定
 2. SBI新生銀行  1.70%  1.70%
 3. SBJ銀行1.10% 1.67%1.60% 1.62%1.60%
 4. オリックス銀行1.65%1.70%1.75%
 5. あおぞら銀行1.60%
 6. 愛媛銀行1.60%1.45%四国八十八カ所
 7. auじぶん銀行1.50%1.40%
 8. ソニー銀行2.00%

1000万円預けたら利息はいくら?(税引き後シミュレーション)

「1.20%」という数字を聞いてもピンとこないかもしれません。
実際に1000万円を預けた場合の、金利を計算してみましょう。

  • 預金額:
    • 1000万円
  • 年利:
    • 1.20%
  • 税引前利息:
    • 120,000円
  • 所得税・住民税(20.315%):
    • 24,378円
  • 税引き後受取額:
    • 95,622円

1年間預けるだけで、約9万5千円の金利が「ノーリスク」で確定します。
これは、月額に直すと約8千円。
シニア世代にとっては、ちょっとした贅沢なディナーや、趣味の道具を新調するのに十分な金額ではないでしょうか。

1000万円を預けるなら「ペイオフ」の壁を意識する

「1000万円」という金額は、日本の預金保険制度(ペイオフ)において、万が一銀行が破綻した際に元本が保証される上限額です。

⚠️ ペイオフで知っておくべき3つのポイント

  • 1金融機関につき元本1000万円+利息まで保護
  • 1000万円ちょうどなら1行でもOK
  • 1000万円超なら2行以上への分散が鉄則

資産を守ることが目的である以上、一つの銀行に集中投資(預金)するのはリスク管理の観点から避けるべきです。
確実に、そして心穏やかに資産を守るなら、「1000万円+利息」が収まる範囲で複数の銀行に分散するのがシニアの鉄則と言えるでしょう。

なお、SBJ銀行やUI銀行のような外資系・新興ネット銀行も、国内の預金保険制度(ペイオフ)の対象です。
メガバンクと同等の保護を受けられるので安心して利用できます。

定期預金だけでなく「個人向け国債」も守りの選択肢に加えよう

ここまで定期預金の金利ランキングをご覧いただきましたが、2026年の金利環境では、個人向け国債も「守りの資産」の選択肢として真剣に検討すべき局面がさらに強まっています。

「国債なんて昔は利息が雀の涙だったのでは?」

そう思われた方、今は違います。
財務省の発表によれば、個人向け国債(変動10年)の初回適用利率は2024年1月の0.46%から、2026年9月発行分(8月募集分)では1.87%へと、わずか2年半で約4.1倍に拡大しました。
低金利時代の代名詞だった商品が、いまや「金利を取りにいく商品」へと立ち位置を変えつつあるのです。
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の個人向け国債の発行額は、19年ぶりとなる6兆円超の高水準に達しています。

2026年9月1日時点で確認できる個人向け国債の最新金利

2026年8月募集分(募集期間:8月6日〜8月31日、9月15日発行)の金利は、以下のとおり確定しています。

種類金利(税引前)金利(税引後)
変動10年1.87%
(初回適用利率)
約1.490%
固定5年2.06%約1.641%
固定3年1.71%約1.363%

注目は固定5年の年2.06%という金利水準。
ついに2%の大台を突破しました。
本記事で紹介した定期預金のランキング上位(既存口座)と比べても、トップクラスの水準です。
前月(2026年7月募集分:変動10年1.80%/固定5年1.95%/固定3年1.56%)と比べると、変動10年は0.07%、固定5年は0.11%、固定3年は0.15%それぞれ上昇しており、金利上昇のトレンドが続いています。
10年固定利付国債の入札利回りも2026年7月時点で基準複利利回り2.73%まで上昇しており、変動10年の利率を押し上げる要因になっています。

9月募集分の金利発表と、次の購入チャンスはいつ?

2026年9月1日時点では、まだ9月募集分(第198回債・10月発行分)の正式な利率は判明していません。
個人向け国債の金利は、原則として募集開始日の直前に財務省から発表されるため、固定5年の次回利率が気になる方は、募集開始直前の財務省ウェブサイトや、取扱金融機関の告知を確認するのがおすすめです。
9月17〜18日の日銀会合で仮に追加利上げが決定されれば、長期金利にも上昇圧力がかかりやすく、9月募集分(10月発行)でも高水準の利率が維持される、あるいはさらに上振れする可能性は十分にあります。

なお財務省は、2026年12月募集・2027年1月発行分から、個人向け国債の名称を「個人向け国債プラス」へ変更すると発表しています。
商品性そのものに変更はなく、購入できる対象者の範囲が広がる(プラスされる)ための改称とのことです。
購入を検討している方は、この名称変更で戸惑わないよう覚えておくとよいでしょう。

私が考える「定期預金+個人向け国債」の守りの二層構造

以上を踏まえ、私が検討している守りの資産配分のイメージを整理すると、こうなります。
あくまで一例であり、「守りの資金をいつ使う可能性があるか」という個人の事情によって最適解は変わります。
しかし、「全額定期預金」という発想だけに縛られる必要はありません。

第一層:流動性重視の定期預金

  • 1年以内の短期定期・キャンペーン金利を積極活用
  • 急な出費に備える「生活防衛資金」的な役割

第二層:中長期の個人向け国債

  • 固定5年で、高い金利(2.06%)を5年間確実に受取る
  • あるいは変動10年で、金利上昇を自動的に追随
  • ペイオフを気にせず一本で運用できる安心感
  • 1年後以降はいつでも換金可能という柔軟性も確保


なお、個人向け国債は預金保険(ペイオフ)の対象外である一方、発行体は日本国そのものであり、信用力の面では預金とは異なる安心感があります。
ただし発行から1年間は原則として中途換金できず、1年経過後も中途換金する際は直近2回分の利子相当額が差し引かれる点は、預金にはない制約として理解しておく必要があります。
「当面使う予定のない資金」を振り分ける先として位置づけるのがポイントです。

個人向け国債のしくみや選び方を、わかりやすくまとめた記事をご用意しました。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

62歳シニアのIT管理術:資産の「見える化」をどう支えるか

複数の銀行に分散すると、どうしても管理が煩雑になります。
「どこに、いくら、いつまで」預けているかを把握できなくなっては本末転倒です。
ここでは、私が実践している資産管理術を紹介します。

① 資産管理の強力な味方「マネーフォワードME」

これから資産管理を始める方に、私が自信を持っておすすめするのがマネーフォワードMEです。
多くの銀行口座や証券口座と自動連携できるため、現在の総資産額をグラフで一瞬にして把握できます。
「管理の手間を最小限にして、趣味の時間に充てたい」というシニア世代にとって、これ以上のツールはありません。

② 私の場合:Excelマクロを使った自作ツールでの管理

私自身については、これまでの経験とITスキルを活かし、Excelマクロを使った自作ツールで管理を行っています。
「満期日が近づいたら通知を出す」「NISAの損益と預金の比率を自分好みに可視化する」など、こだわりを詰め込んでいますが、これはあくまで中上級者向けの楽しみです。
まずは前述のマネーフォワードMEで、管理の「型」を作るのが近道です。

③ 振込手数料をゼロにする「ハブ銀行」の構築

預け替えのたびに手数料を払うのは、せっかくの金利(利息)を削る行為です。
他行宛振込手数料の比較を行い、手数料無料枠の大きい銀行を「司令塔」にしましょう。
定額自動入出金サービスを組み合わせれば、ITの力で「手間なし・手数料なし」の循環も作れます。

注目すべき個別銀行の「守り」の活用術

ランキング上位の中でも、特にシニアにおすすめしたい特徴を持つ銀行をピックアップします。

  • 大和ネクスト銀行:
    • 証券口座との連携(スウィープ口座)が非常にスムーズ
    • 1年ものの金利が安定して高い
  • オリックス銀行
  • auじぶん銀行
    • au経済圏を利用しているなら迷わずここ
    • プレミアムステージへのランクアップで、定期預金だけでなく普通預金金利まで底上げ可能
  • SBI新生銀行
    • 証券口座との連携(スウィープ口座)が非常にスムーズ
    • ダイヤモンドステージの優遇を受ければ、他行宛振込手数料の無料回数を最大化
    • 「ハブ銀行」として最強の存在
    • トリプル円定期キャンペーンも独自性があります

まとめ:「短期・高金利・分散」を9月版で実践する——そして9月17〜18日会合への備えを

1000万円というお金は、私たちがこれまでの長い職業人生で汗を流し、築き上げてきた「努力の結晶」であり、これからの生活を支える「守りの要」です。

新NISAでの「攻め」も大切ですが、9月17〜18日の日銀会合で「9月利上げ」の観測が8割前後まで織り込まれる今だからこそ、定期預金という確実な手段で守りを固め、機動的に動ける状態を保つことが、心の平穏に繋がります。

そしてもう一歩踏み込むなら、8月募集分でついに2%台に乗った個人向け国債を、守りの「第二の柱」として加えることも、ぜひ検討してみてください。

  • 定期預金:
    • 流動性と機動性の確保
    • 短期で回してキャンペーン金利を拾う「攻めの守り」
  • 個人向け国債:
    • 国の信用に裏付けられた盤石な安全性と、金利上昇への追随性
    • ペイオフを超えた「大きな守り」

この二つを組み合わせることで、守りの1000万円はより堅固なものになると、私は考えています。

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